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前書 |
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中古で買ったkissDXをノーマルに戻し、普段使おうと思っていたのですが、めったに一眼レフ持ち歩くことがなく、AFの狂いに気が付いていませんでした。
先日、集合写真を撮る機会があり、10m離れた対象を撮ったところ∞を超えてとんでもない後ピンになっていることに気が付きました。この後ピンはどの距離でもピントがでません。レンズのせいなのか、カメラのせいなのか調べるために違うレンズで撮影をしてみました。
結果はどのレンズでも大きく後ピンになってしまいます。原因はカメラ側のようです。
困った!中をだいぶい触っているので、修理に出すのも難しい状態なので自分でどうにかするしかありません。
サイトに検索をかけても「修理に出しました」という書き込みがほとんどでした。と、いうことで修理の手がかりがないのですが、EOSのAFのずれを感じている方は多いようです。
どうしようか悩んでいるときに、以前海外サイトで下の写真のように六角レンチを変なところに差し込んでいる画像を思い出したのです。確か、フランス語かスペイン語だったのでそのときは何をしているのか理解することが出来ませんでしたが、気にはなっていたのです。
考えてみれば確かに、AFはミラーの下部で測っている図を思い出し、その測定位置をずらすことでAFを調整できるのではと、その気になり試みることにしました。 |
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AFの調整方法 |
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調整の方法は下記のようになります。
@手動クリーニングを起動し、ミラーアップ状態にします。
A1.3mmの六角レンチを分かりにくい写真になってしまいましたが、画素面前面の右横壁の丸いふくらみの中に挿し込みます。
*このときの作業は写真のように上を向けるのではなく、右下にした方が誤ってレンチを画素面に落とすことがなく安全です。
B左の写真方向から見てカメラ下部にレンチを動かすと前ピンになっていきます。 |
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六角レンチの工夫 |
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はじめこの調整ねじは微妙に反応をするのかと思っていたのですが、そうではなくかなり鈍感です。これは、よりピントを追い込めることになりありがたいのですが、大きな問題に気が付きます。
六角レンチ一山を差し替えようと思うと360÷6=60°以上の角度を動かさなくてはいけません。でも、ミラーアップをした間にはその角度はありません。
それで、ペンチを使い六角レンチ2本を左右逆にオフセットさせることにしました。
この2本のレンチを交互に使うことによってあいている角度以上を回すことができるようになりました。
私のDXの場合はひどいもので約半回転以上をまわさなくてはいけませんでした。 |
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AF調整の手順 |
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ピント確認のパターンを作ろうと思ったのですが面倒なので、写真掲載するのが恥ずかしいようなものでテストをしました。
白い紙の上にさしを置き、目盛りの真ん中あたりに文字の書いた白い紙を斜めに折って置きます。これで、画像の左斜め上から撮影をしてピント状態を見ることにしました。 |
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AFの調整方法は次の手順になります。
@AFフレームを任意選択にし、中央のみを選択します。
A適当な距離から望遠で試写します。
この結果からどの程度前または後ピントかを画像を拡大して判断します。
B手動クリーニング機能を起動し、レンズをはずします。
上記のAF調整方法のように六角レンチで調整をします。
A〜Bを繰り返し、納得いくピント位置を探します。上にも記述をしていますが、結構調整は鈍く、レンチを10°動かしても左のさしの目盛りで2,3pしか動かない程度です。
テストをするカメラ設定は、絞り優先開放でズームは望遠側に固定し、ISO感度は高めにしました。 |
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後書 |
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調整後レンズを替え焦点距離も変えて撮影しましたが、ピントに問題はなくほっとしました。
厳密にはレンズ側のピントのずれがあるようで、レンズのよってわずかに前ピン側になるものもありました。
この調整を終えて、私のDXはなぜこんなにもピントが後ピンになってしまったのでしょうか?もともと前オーナーの使用状態からなったものなのか、分解時に起こったことなのか?原因を知りたいところです。
また、メーカーでの修理調整もこのような方法をしているのでしょうか?結構面倒くさいんですよね。私の知らない簡単な調整方法があるのかもしれません。
まあともあれ、うまく調整が出来て一般撮影用に活躍してもらいます。
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2009年5月 |
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