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全体 |
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kissDXの冷却改造をするために中古でDXを購入後、DXのジャンク品を見つけ2台目を購入しました。ジャンクの理由はファインダーのピントが使えない状態でした。改造のためには安いに越したことはありませんし、もしこの部分も直せたらお得な買い物になります。
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フィルターユニットの様子 |
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いつも光映舎さんよりIRCを購入しているのですが、クリーニング機能が付いたDX,DX2のIRCは販売がされていません。そのため今まで、どうしようかと手をつけていなかったのですが、DN改造用が一回り大きいことを利用して換装に踏み切りました。
DX以降はクリーニング機能が付いたためフィルターが二重構造になっています。詳しいことはよく分かりませんが、レンズ側のフィルターの上下に振動を起こす磁石のようなものが付いています。フィルター枠は今までのD,DNに比べると大きく、このことは作業をし易くしてくれます。
フレアゴーストのことを考えると2枚のフィルターを取り、1枚にするほうが有利と考えました。 |
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フィルターユニットの分解 |
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分解をするには、小さい+ドライバーで6個のねじをはずすだけでばらばらになります。難関はいつもそうですが、接着されている赤外カットフィルターをきれいにはずすことですが、ご覧のとおり見事に割ってしまいました。戻る気はありませんが、進むしかありません。
DX以降のフィルターフレームはアルミの鋳造品のようです。有難いことは写真の右上に見えているフィルターの押さえ金具です。この枠をはめることにより2.5mmのフィルターをCMOS面と平行に装着することが出来そうです。
ひとつ気になることがあります。レンズ側のクリーニング機能の付いた1mmほどのフィルターですが光を当ててみると買ったIRCと似た反射の光を放ちます。前にcanonのホームページでこれも赤外カットフィルターだと見た気がします。フィルター特性が同じことはないのかな?ないでしょうね。 |
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フィルター枠の改造 |
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フィルター枠がアルミということで、バイスにはさみ平やすりでごしごし削りました。枠をこれぐらい残せると強度の心配もありません。
気を配ったことは右下の図のように接着のためのスペースを斜めに面取りをしたことです。
それから、削った部分はフィルターの側面部分と接しますから光が反射しないようにつや消しブラックを塗りました。
これらの作業で一番気を使ったのは接着を流し込むときです。フィルターに一滴もつけないようにしないと取り返しがつきません。 |
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フィルターユニット組み立て |
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クリーニングユニットは完全に取り去りました。
組立作業はねじを5本ねじ込むだけで完了です。ゆるみ止めペイントはクリーニングユニットをはずしたので、緩んでくる心配はないでしょう。
IRCのクリーニングですが、CMOS面側は今回念入りにしておかないと今後するとなると完全に分解をしなくてはいえません。前回の冷却改造ではブロアーで飛ばす程度で大丈夫だと思っていたのですが、細かいごみが残っていました。
今回はPENTAXのイメージセンサークリーニングキットを使ってCMOSとIRCの内側を丁寧にペタペタとクリーニングをしました。 |
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ファインダーの修理 |
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入手したときはファインダーのピント調整が出来ない状態でした。ファインダー横のダイヤルが空回りしている状態です。
写真を撮り忘れたので分かりにくいと思いますが、ボディ上部もはずし、ファインダー部の左右のねじ2個をはずします。そして、ファインダー部を持ち上げるとプラスチックの歯車が2個、ファインダー内にレンズと黒い枠が抜き取れます。それを抜きとつとバネが見えます。
構造はダイヤルとギアの回転をらせんを使ってレンズを前後させる仕組みです。(こんな文章で分かりませんよね。)
結局、そのらせんにはまるレンズ枠のピンが折れていました。ピン自体は残っていたので、接着をして一応直りました。
こういうところは軟質のプラスチックが多用されていました。もう少しいい素材でと思いますが、まあ仕方がないですね。そのおかげで安く、軽量に作られていますからね。 |
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後書 |
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kissD,DN,DXとカメラを分解するのも8回ほどになりました。いろいろと付加機能が増えてきて複雑になってきているようですが、メンテナンスのことも考え設計がなされています。このことが、こういう改造をもし易くしてくれています。
しかし、光映舎さんから新しいカメラのフィルターが出ないことが残念です。と、言いながら心の中では大きく期待をしております。 |
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