PC周辺

全体
 PC周りの製作に当たり、こだわったことは操作を出来るだけいすに座ったままおこなえるようにすることです。
  ・オートガイド
  ・ピント合わせ
  ・対象の導入
  ・露光の計画と実行
  ・撮影状態の確認
 これらの作業をパソコンとその周りのスイッチによって確認実行できれば、どんなにスムーズにまた、確実に出来るかと思い、製作しました。


ノートパソコン
 パソコンは新品で購入しました。
 大きなこだわりはなかったのですが、
  ・12インチのワイド画面
  ・ソフトはOSだけでいい
  ・CPU、メモリは低くてもいい
  ・チップセットは新しいものがいい(この当時の最新915Gを選びました)
 こうなると大手メーカー製は候補から外れ、2年ほど前で8万ぐらいで購入しました。
 後に、CPUはオークションで買ったペンティアムMに交換し、メモリは安くなったDDR2の2Gデュアルチャンネル使用になりました。この2つの交換でも1万円でおつりがきます。安くなったものです。

 使用ソフトは
  ・Guidemaster
  ・Flyeye Loupe
  ・EOS ユーティリティ
  ・Photo Shop
  ・ステラナビゲータV7
 それから、重宝しているのは時間が来ると画面が暗くなる「KURAKU」というフリーのソフトです。スクリーンセーバーが働いてもバックグランドではきちんとアプリが動いてくれるうえ、暗いながらも作動の様子が見えます。

ガイドカメラ:WAT-100N
 このビデオカメラは0.001lxと高感度のうえ、3mのケーブルでつながったコントローラーでゲインとガンマとシャッタースピードをコントロールできます。
 この高感度CCDとコントローラーのおかげでフリップミラーを切り替えてアイピースで見える星のどれでもと言っていいほどガイド星とすることが出来ます。
 また、1等星であろうが6等星であろうがシャータースピードとゲインコントローラーを使うことで、ガイド星の大きさを同じ大きさに感度を変えることが出来ます。

 このカメラはお勧めですが、結構お値段がすることとビデオキャプチャーユニットが必要です。私はユニットにGV-MVP/SZ(IO DATA製)でUSB2.0でPC入力をしています。
 安価で済ませるには、やはりWEBカメラがおすすめです。それに、ケーブルもUSBケーブル1つですみます。十分感度のある製品を選んでください。

電源周り
 「電源」のところに書いていますが、DC24Vを入力しています。
 この電圧を秋月電子通商の電源キット(以前のタイプ)を使って、
  ・赤道儀 等 12Vの定電圧
  ・ガイド鏡とカメラレンズ用のヒーター 5V〜12Vの可変
  ・PC用の18.5V
に変圧しています。

 このキットは当時750円と安価で、降圧できる範囲も広く、最大4Aを流すことが出来ます。
スカイセンサーを使っている頃はカーバッテリーの温度や充電後の時間によって電圧が高くなりますので、12Vの定電圧キットは便利でした。

スイッチ類
 手元で、色々な操作や情報が得られるように集中させたつもりです。
 Bはガイド鏡とカメラレンズ使用時のヒーターの電圧を変えるボリュームです。
 EはCPUの温度を測るパソコン部品の電子温度計(900円ぐらい)です。センサーを2つ付け、1つは外気、もう1つはCMOSの裏に貼っているセンサーにつながっています。これを切り替えるスイッチです。
 GはCanon純正のTC-80N3とGuidemasterのDSLRタイマーとの切り替えのスイッチです。でも最近はGuidemasterのDSLRタイマーでの撮影がほとんどです。

ケース
 これらを収めているケースは最近ホームセンターでよく売られるようになったアルミケースです。
 一つ工夫をしているところは2段で使い収納しているところでしょうか。
上部が操作する物を並べ、下部は収納する部分です。
 ケーブル類はすべてこのケースに結線しており、増えたケーブルはメッシュチューブにまとめています。収納はぐるぐるっと巻いて、PCの下部に納めます。
 このメッシュチューブはお勧めです。(興和化成スルーチューブ)


Guidemaster Setting Guidemaster 電動フォーカサー工事中

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